小学館 山口恵以子のめしのせ食堂 |
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扶桑社 宮内庁監修 宮中季節のお料理 |
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地方空港で買いたい、日本各地の名物お土産 |
PEN+ 37ページ |
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女性セブン2020年1月23日号 102ページ |
i一生に一度は食べたい『美食家著名人たちがリピートする |
絶品お取り寄せグルメ』で 梅沢富美男さまに、ご紹介していただきました。 |
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一個人 2020年2月号 69ページ |
47都道府県から自慢の「飯の供」が勢揃い ふるさとグルメお取り寄せ帖 |
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CREA 2019年12月号 096ページ
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おいしいもの、ほしいものいろいろ 贈りものバイブル。 『珍味があれば盛り上がる』 |
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TEMIYAGE GRAND PRIX 2017−18 魚卵瓶部門 |
雑誌 ブルータス 2017年12月号より |
審査員:秋元康(作詞家)、松任谷正隆(音楽プロデューサー)、酒井順子(エッセイスト)、 |
佐藤可士和(クリエイティブディレクター) |
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朝日新聞 2017年11月21日 社会面より |
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味の宅配便 片柳草生さんのおすすめ 長崎市「松庫商店」の”生からすみ” |
ミセス 2005年 3月号より |

初めて口にしたのは、4,5年前のことだ。 からすみといえば、干してむっちりとした独特の風味を持つ高級品のこと。 ところが長崎の友人が送ってくれたのは壜(びん)入りである。いったいどんな味だろう。興味津々、開封すると、例の口中に広がる濃厚な滋味とは異なって、もう少しさらりと大人しい味わい。
黄色いからすみの粒々だけが壜に入っているので、そのままでも酒の肴にもってこい。時に細く切った糸いかとあえたり、時には胡瓜(きゅうり)の千切りとあえたり。重宝なのである。
ある日、一人の昼ごはん時に何もなく、ものぐさをして白いご飯の上にのせて醤油をたらり。かき混ぜて食べると「うわっ、おいしい。」ものぐさどころか、なんだか贅沢な気分になったものだった。
オリーブオイルを塗ったパンに、生からすみとルッコラをのせるのも気に入っている。「そうだ、たらこスパゲティみたいにパスタにしたらどう?きっと美味しいわよね。」 家族といつも話すのだが、なかなかチャンスがやってこない。スパゲティを作る前に壜が空っぽになってしまうからだ。
先日「今日のお昼こそ」と、試してみた。茹で上がったばかり、湯気の立つスパゲティにオリーブオイルと生からすみを入れてまぜるや、からすみの芳醇な香りがふわ〜っとひろがった。細いあさつきを小口切りにして散らしてみた。「おっ、旨いな」と連れ合い。これぞ最高の食べ方、と確信したのだった。
初めて取り寄せる時は、勇気がいった。からすみの値段が値段だから。しかし、価格を聞いて拍子抜けした。 実は塩漬けした破れ子を使うからだそうだが、”生からすみ”を着想して作り上げた店主に拍手をおくりたい。 それほど気に入っている。
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